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各期より大賞候補作を選出し、大賞を争う形式となった第26回も
ついに<大賞受賞作>が決定しました!
通期応募作1849作品の頂点に選ばれたのは下記の作品です!
<大賞>選出の決め手は何だったのか、
大賞・準大賞に寄せられた選評にもご注目ください。
主人公グレンは、魔術師セリカのスネをかじりながら、目標も情熱も無く、日々をだらだらと過ごしていた。そんなある日転機が訪れ、失踪した魔術学院の講師の代わりに非常勤講師になることに。だが初日から大遅刻。さらに適当な講義に生徒にも呆れられ——!?
感無量です。この作品がまさかこのような栄えある賞をいただけることになるとは、まさに感無量の言葉以外で表すことが出来ません。その昔、私にラノベ作家の道を決意させたとある作品に感じた、わくわく感、はらはら感、どきどき感、そして何よりも純粋たる面白さ。少しでも読者の皆様方に感じていただけるような、そんな作品が書けるようにこれからも精進していきたいと思います。どうもありがとうございました。
死体回収屋のブリッドは湖付近で全滅した冒険者たちの死体を馬車に積み込んでいた。死ぬたびに復活し強くなる冒険者の死体は、魔獣に追い詰められている人間にとって大事なものだからだ。ところが冒険者の一人にまだ息があった! 生者との接触を避けていたブリッドだったが、仕方なく手当をしたところ、生存者の少女ニナにつきまとわれることになって——。
このたびは拙作に準大賞という高いご評価をいただき、ありがとうございます。いやーうれしい。こんなにうれしいのはいつ以来でしょう? 棒アイスの当たりが出たらもう一本に当たって以来かも。そういや、あのときは三連続で当たるというミラクルのおかげでお腹を壊したなぁ……いったい何の話をしてるんだわたしは! 未熟者ですが、読者の皆様に楽しい小説をお届けできるように精進してまいります。よろしくお願いします。
今回の2作品は、完成度が高い作品と発展途上だけどこれからに期待できる作品に分かれました。
大賞に選ばれた「ニート〜」は非常に完成度が高く、文句の付け所はありませんでした。特に面白かったのは講義シーン。魔法の仕組みを主人公が語っていくところは本当にわくわくしました! ただし、だからこそ、戦闘シーンでは最終的にその講義から連想されるような戦略性をなくす流れになってしまったのが勿体ないように感じました。あと、強いていうなら、ヒロインの「役割分担」のバランスに違和感を覚えたくらいでしょうか。
準大賞の「死体回収屋〜」は色々と粗はありますが、テーマの選び方や発想に可能性を感じました。世界観の広がりが薄かったり、話を引っ張るはずのヒロインが全体の雰囲気からちょっと浮いていたりと、足りない点は幾つもあります。けど、とにかく発想が面白いので、前述した欠点をしっかりと補完していけば、きっと魅力的な作品になると思います。
今回は選考する視点から見ると対照的でした。どちらも「読みやすさ」と「作品として作り上げる力」はそんなに差がなかったと思います。それでいて大賞の作品はやりたいことが素直に伝わってくるし、そのやりたいことがちゃんとできている。見た目は似たレベルだけど、詰まっているものが違う。そこに差がついたんだと思います。新人賞はテクニックだけではなく「どんなお話、キャラが書きたい。だからこういう表現がいい」という順番であって欲しくて、その点大賞作は書きたいものが相応しい表現で描かれていました。
準大賞作は後半で「なぜこの展開になるのだろう」と感じてしまい、そのせいか話の盛り上がりが弱かったように感じました。せっかくのアイディアなので、設定ももっと掘り下げ、後半のストーリー展開もこのアイディアをより活かす形にして欲しかったです。この作品はタイトルと設定に惹かれるので、「どんな作品が好き」で「どんな物語が書きたかった」のかを見直して話に手を加えれば、ずっと良くなると思います。
今回は、良い意味で対照的な2作品でした。
「ニートなボクが魔術の講師になったワケ」に関しては相性だと思うんですが、僕は主人公が嫌いです(笑)。帯に紹介文でそう書きたいくらいで、じゃあ応援してるんじゃんってね(笑)。ただ「こうやって書きたい」というものがきちんと書けていて、作家としてのレベルの高さを感じました。また、用語などで手を抜いているように感じられる部分もあります。そういう所で脇を締めることを覚えれば、隙のない作家になるんじゃないかと。
「死体回収屋ブリッド」は逆に隙だらけなんですけど、大賞にはない、これを思いついたというアイディア面に光るものがありました。でも読み終わってこのオチは違うよねって思ってしまう所があって、アイディアと作品全体の空気感と演出の三つでちぐはぐになっているように感じられました。だけど地力がついてアイディアを活かせるようになれば、もっと良いものが書ける作家になるんじゃないかと。その地力がつくかどうか、ぜひこれからに期待したいです。
今回大賞に選ばれた「ニートなボクが魔術の講師になったワケ」は、編集部内の評価も非常に高い作品となりました。ストーリー展開、キャラクターなどがライトノベルらしいエンターテインメント性の高いものとして仕上がっており、筆力の高さが感じられました。また、準大賞に選ばれた「死体回収屋ブリッド」は、大賞受賞作の直球なエンターテインメント性とは異なり、タイトルや設定にオリジナリティを出そうとする意欲が感じられ、評価に結びつきました。残念ながらその設定が活かしきれておらず、そこが大賞受賞作との評価の分かれ目となりました。
どちらの受賞作にも共通しているのは、自分の書きたいものを書こうとしているだけではなく、それをきちんと読者に届けようとする姿勢が感じられるということです。自分の作品をより多くの人に読んでもらうためにも、奇をてらうだけではない、客観的に見たときの分かりやすさを大事にしてください。……と言いつつ、奇をてらった作品も楽しみにお待ちしています。
たくさんのご応募
ありがとうございました!!
ファンタジア大賞はこれからも「読ませたい熱意」の
溢れる作品をお待ちしております!
第26回夏期もついに受賞作が出揃いました!
応募総数1046作品の中、白熱の議論の末勝ち抜いたのは、
大賞候補作1本・金賞1本の計2作品となります!
死体回収屋のブリッドは湖付近で全滅した冒険者たちの死体を馬車に積み込んでいた。死ぬたびに復活し強くなる冒険者の死体は、魔獣に追い詰められている人間にとって大事なものだからだ。ところが冒険者の一人にまだ息があった! 生者との接触を避けていたブリッドだったが、仕方なく手当をしたところ、生存者の少女ニナに付きまとわれることになって——。
ファンタジーを一風変わった切り口から描くオリジナリティにまず目をみはりました。世界観や設定は丁寧に描かれ物語に入りやすく、主人公ブリッドとヒロインのニナをはじめとする登場人物にも深みがあります。戦闘シーンの軽快さや日常シーンの書き分けなど、全体的な完成度の高さが受賞の決め手となりました!
誰が世界一の泥棒かを争う世界大泥棒選手権。日本代表に選ばれた腕利きの少年は、名を馳せたある大泥棒の十四代目だった。少年はフランス代表である金髪碧眼の少女と手を組み参加するが、あろうことか少女は泥棒としてはまったくの素人で!? そんな凸凹な二人が大会に参加する理由とは——!
読者の皆様初めまして。今回金賞を頂くことになりました岬かつみと申します。今回お電話を頂き、いきなり受賞と言われてびっくりいたしました。やはり、自分の作品が良い結果を残せるというのは素晴らしい体験だと思います。この作品が読者の皆様のお目に触れることになり、そして面白いと言っていただけるようであれば幸いです。大絶賛の嵐なら泣いて喜びます。そんな岬かつみを、皆様どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
数多くの登場人物がそれぞれ個性溢れるキャラクターとして描かれていました。また最終選考に残った作品の中でもコンセプトがぶれることなく、最後まで飽きさせないストーリーに仕上がっているのが高評価に繋がり、受賞が決定!
あと一歩! 三次選考突破作品は以下の4作品!
最終選考で落選となった4作品も「惜しい!」と思わせる作品ばかりでした。
今回受賞を逃してしまった方もぜひ次回のチャレンジをお待ちしています。
「死体回収屋ブリッド」は冬期大賞候補作「ニートなボクが魔術の講師になった
ワケ」と大賞決定戦を争います。大賞&準大賞は3月下旬に当ページと3/20発売のドラゴンマガジン5月号にて発表予定!
また第27回ファンタジア大賞も2014年2月末の締切がついに迫ってきました。
一度投稿した作品は手直しできませんので、投稿前には最後の確認を忘れずに。
第2回ラノベ文芸賞もまだまだ原稿募集中です、あわせてよろしくお願いいたします!
お待たせしました!
第26回夏期ファンタジア大賞、二次選考突破タイトルは
下記の46本になりました!
現在編集部内にて三次選考を実施中!
三次選考の結果は1月下旬に受賞作と同時発表予定です。
第27回ファンタジア大賞もまだまだ原稿募集中、
こちらは2014年2月末日締め切りとなります。
第2回ラノベ文芸賞も原稿募集中です、あわせてよろしくお願いいたします!
第26回夏期ファンタジア大賞のご応募ありがとうございました!
1046本の応募作の中から、一次選考を突破したのはこの190作品!!
ここに載った人へは評価表をバックします!
現在二次選考を実施中です!
二次突破タイトルの発表は2013年12月下旬ごろを予定しています。
今後も、WEBサイトで経過のチェックをしてください!!
応募総数803作品の中から、ついに来年春に予定している「大賞決定戦」に
進む大賞候補作が決定!!
さらに、金賞2本・銀賞2本が受賞作に決定。
白熱した選考を勝ち抜いたのこちらの5作品です!
主人公グレンは、魔術師セリカのスネをかじりながら、目標も情熱も無く、日々をだらだらと過ごしていた。そんなある日転機が訪れ、失踪した魔術学院の講師の代わりに非常勤講師になることに。だが初日から大遅刻。さらに適当な講義に生徒にも呆れられ——!?
主人公グレンとヒロインのキャラクターがとにかく魅力的に描かれており、完成度の高い作品です! ストーリーラインもしっかりしており、最後まで飽きさせない展開でした。次世代の魔法学園ファンタジーの誕生を予感させます!!
姉と妹から日常的にセクハラまがいの愛され方をしてきた、主人公咲夜。ある日、ひょんなことからクラスメート美月のラブレターを読んでしまう。そこには、静理という女の先輩への恋心が綴られていて——。
受賞の連絡をもらった当初は驚きや戸惑いに相殺されて呆然としていましたが、今はじわじわと嬉しさを噛み締めています。この作品が、少しでも多くの人を楽しませることができれば、それに勝る幸せはありません。
一風違ったラブコメで、勢いのある物語でした。テンポの良い文章で、読後感も良く、実力を感じます!
かつてエストラント王国は一人の破戒王に蹂躙されていた。四天王の一人『紅蓮のウルズナ』。彼も破戒王とともに、討伐された、はずだった——これは平和を取り戻した世界に、ただ一人生き残った悪の枢軸の物語。
評価して下さった先生方、支えてくれた友人達に感謝の意を。とはいえ、まだスタートラインに立ったばかり。この幸運に甘えず、今後も異能バトルと魔法体系を追求していきたいと思います。よろしくお願いします。
真っ正面から、ファンタジーを作り込めています。非凡な、テンションと溢れるパワーが魅力的です!
「この戦いが終わったら魔法少女辞めるんだ」。8年間も魔法少女をやらされている主人公。恥ずかしくて辞めたいのだが、後継者がいなく、辞表を受け取ってもらえずにいた。遂に待望の後継者が・・・・・・。
小学校の頃の夢は「小説家」でした。辞めずに書き続けた結果、こうした評価をいただけたことを心より嬉しく思います。私は辞めたいなんて言わず、読者に楽しんでもらえる小説を書き続けます。ありがとうございます!
コメディを高いレベルで作れている、非常に楽しい作品です。ギャグネタの引き出しの多さが素晴らしいです!
美しい姫と名高い、シャリア王国の王妹イルーゼ。しかし、彼女は王位争いに巻き込まれることを避けるために、女として生きる王子、つまり男だった。あるとき、そんな“彼女”に結婚話が盛り上がり——!?
このような栄えある賞に選んで頂き、恐縮ながらも感謝と喜びの気持ちでいっぱいです。受賞のお電話を頂いた直後は歓喜のあまり人生初の嬉し泣きを体験しました。未熟者ですがより一層精進していきたいと思います。
主人公が陰謀を暴いて黒幕を懲らしめる光景が痛快でした。表現描写も明瞭簡潔で読みやすい文章です。
今回もたくさんのご応募ありがとうございました!!
次回、第26回夏期も秀逸な作品が集まることを、
期待して、お待ちしております!
第26回冬期ファンタジア大賞、激戦を極めた今回もいよいよ佳境です!
三次を突破し、最終選考に進むのは下記の8本となります!!
最終選考では、来年2014年春に予定している『大賞決定戦』に進む
大賞候補作と、金賞・銀賞受賞作を決定いたします!
最終選考の結果は、2013年7月発売のドラゴンマガジン9月号、
及び当サイトにてお知らせいたします。最後の最後まで、お見逃しなく!!
現在募集している、第26回夏期ファンタジア大賞の締め切りは
8月末日となります。
是非、お早めの投稿をよろしくお願いいたします。
第2回ラノベ文芸賞ともども、たくさんのご応募をお待ちしております!
お待たせしました!
第26回冬期ファンタジア大賞、二次選考突破タイトルは
下記の28本になりました!
引き続き編集部にて、現在三次選考を実施中です。
三次選考の結果は6月上旬に当ページにて発表いたします。
また、引き続き第26回夏期ファンタジア大賞の原稿を募集しております!
こちらの締め切りは8月末日となります。
ラノベ文芸賞ともども、よろしくお願いいたします!
第26回冬期ファンタジア大賞のご応募ありがとうございました!
今回の応募総数は803本でした。
一次通過した作品は以下の121作品です!!
現在二次選考を実施中です!
二次突破タイトルの発表は5月下旬ごろを予定しています。
今後も、WEBサイトで経過のチェックをしてください!!